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ドクター・ドレーがヒップホップ文化と世代間の影響について語る。「Run-DMCがいなければドレーは生まれなかった」

 

 

先日56歳の誕生日を迎えた西海岸のレジェンドDr. Dre(ドクター・ドレー)。彼のヒップホップ文化における功績は計りしれず、最も偉大なヒップホッププロデューサーと言っても過言ではないだろう。そんな彼がFXのHip Hop Uncoveredというシリーズにて、ヒップホップ文化とRun-DMCの功績を語った。

 

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シリーズのEp.2には、ドクター・ドレー以外にもToo $hort、Run-DMCのDMC、そしてIce-Tというパイオニアたちが登場した。ドクター・ドレーはRun-DMCについて、このように語っている。

 

 

ヒップホップは音楽だけではなく、文化であり、ライフスタイルだ。歩き方、喋り方、ファッションにも関わってくる。俺らは全員Run-DMCに憧れていた。だからでかい金のチェーンを身に着けていたし、彼らは初めてそのような格好をした人たちだった。Run-DMCがやっていたから、俺もやっていた。もしD-M-Cがいなかったら、D-R-Eもいなかったんだ。Run-DMCとJam Master Jayはビートルズのような存在だった。

 





 

いかにRun-DMCの影響力が大きかったかを語ったドクター・ドレー。それを聞いたDMCは、その言葉に謙虚に受け止めつつ、先人たちにリスペクトを込めた。

 

 

世代を超えてインパクトを残せたのは嬉しいし、素晴らしい。彼はRun-DMCについて、インスピレーションとモチベーションとクリエイションと言ってくれたけど、俺たちにとっても、さらなる先人たちとレジェンドたちが存在していたからできたんだ。俺たちがスタジオで制作する前から、「ヒップホップ」というものを作り上げたパイオニアたちがいた。D-M-Cがいなければ、D-R-Eは生まれなかったかもしれないが、Furious Five、Cold Crush 4、Funky Four+1、Treacherous 3がいなかったらRun-DMCは生まれてなかったんだ!

 

 









 

Run-DMCがいなければドクター・ドレーのような存在は生まれなかったが、Furious Five、Cold Crush 4、Funky Four+1、Treacherous 3のような存在がいなければ、Run-DMCは生まれなかったと語ったDMC。このように世代を超えて、直接的なインスピレーションの繋がりがあるという意味でも、ヒップホップ美しいと感じる。ヒップホップは特にサンプリングという文化もあり、ヒップホップパイオニアたちもジョージ・クリントンジェイムズ・ブラウンような「ファンク」レジェンドがいなかったら生まれなかったと考えると、いかに音楽が縦に繋がっているかがわかる。

 

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