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故DMXにスウィズ・ビーツが動画メッセージを送る。デビュー当時から名コンビとして知られる二人

 

 

二週間前に心臓発作を起こし、2021年4月9日に亡くなったDMX。ベテランの訃報に多くのヒップホップアーティストなどが追悼コメントを寄せる中、Swizz Beatz(スウィズ・ビーツ)がDMXに向けた動画メッセージを公開した。

 

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スウィズ・ビーツはヒップホップ・コレクティブ兼レーベルである「Ruff Ryders(ラフ・ライダーズ)」のプロデューサーとして知られており、DMXはその所属アーティストの中心人物であった。デビュー当時から「DMXと言ったらスウィズ・ビーツ」と言える関係だった二人であるが、スウィズ・ビーツは以下のように話している。

 

「俺のブラザーは、人とは違うタイプのブラザーだったんだ。違うタイプのアーティストで、違うタイプのクリエイティブ、精神、ゾーン、魂を持っていた。俺が彼と会った頃から、彼はみんなのために自分の人生を捧げてきた。DMXがランボルギーニやロールス・ロイスに乗ることなんて一度もなくて、ジュエリーを全身に身にまとうことも絶対になかった。彼にとってそのようなことは、どうでもいいことだったんだ。彼は自分以上に、周りのことを祈り続けてきた。ステージ上で、1万5千人のために祈る。誰よりも自分が祈りを必要としていると知りながらも。」

 

DMXがいかに献身的な人物であったかを話したスウィズ・ビーツ。彼は以下のように続けている。

 

「DMXは自分を大切にするより先に、みんなのことを大切にする人だった。彼みたいな人間を他に見たことがない。プロフェットに最も近い存在だった。彼がなぜ苦しんでいたかわかるか?それは彼がみんなの痛みを代わりに受け入れ、すべて自分のものにしてきたからだ。彼の人道主義的活動は祝福されるべきだ。」

 

DMXとスウィズ・ビーツは、DMXのデビュー・アルバム「It’s Dark And Hell Is Hot」に収録されている「Ruff Ryders Anthem」や、3rdアルバム「… And Then There Was X」の「Party Up (Up in Here)」など、数々の名曲でコラボをしてきた。

 





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