ラッパーとして大きな影響を及ぼしただけではなく、ビジネスマン/活動家として、地域に多くのものを還元していたNipsey Hussle(ニプシー・ハッスル)。彼が亡くなってから1ヶ月以上が経ったが、殺害の容疑で逮捕されているEric Holder側の弁護士が、OJシンプソンの検察側を担当した人物Chris Dardenであることが話題となっていた。
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しかしこの度、彼はEric Holderの弁護を退くと自身のFacebookで発表した。そのFacebookの投稿によると、ニプシー殺害の容疑で逮捕されているEric Holderの弁護を担当することにより、彼と家族は複数の殺害予告を受けたことが辞退の理由となったようだ。彼はこのように語った。
「多くの黒人男性が、正当な裁判なしに処刑された歴史があるなかで、2019年にもなって一人の被告人の権利を多くの人が剥奪しようとしているのが信じられない。また、その権利を持った者を弁護するにあたり、私や家族がこのような脅しを受けないといけないのも理解できない。」
また、彼はLos Angeles Timesとのインタビューで、Eric Holderの弁護を受け持った理由として「私は貧しいも者を弁護する。そして彼は確実に貧しい。」と語っていた。OJシンプソンの検察側を担当していた彼がニプシー殺害の容疑者の弁護を受け持ったことで、多くの人が彼の動向を気になっていたが、今後ニプシーの事件はどのような方向に向かっていくのだろうか。
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