2月18日に55歳の誕生日を迎えたDr. Dre(ドクター・ドレー)。そんな彼の誕生日を祝して、ドキュメンタリー映画「Something from Nothing: The Art of Rap」に彼が出演したときの映像を同じく西海岸レジェンドであるIce Tがシェアした。Dr. Dreが語った内容を紹介したい。
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NOTHIN but Love for the one and only @DrDre Happy Birthday Homie! https://t.co/taeyYLoRtC
— ICE T (@FINALLEVEL) February 18, 2020
「プロデューサー志望の若者がDr. Dreと同じ道を進みたいとしたら、何を最初に教える?」という質問に、Dr. Dreは以下のように答えている。
「まず自分が本質的に、自分が何があっても音楽を作り続けられる人である必要がある。そして情熱を注ぐ。俺はお金のためにはやってないし、お金は後からついてくる。音楽を作ることに対して、とてつもない愛があるから続けられるんだ。もし、俺の仕事が配管工とかだったとしても、それでもヒップホップの曲を作ってると思う。それくらいの愛があるんだ。30年間くらいこの業界にいるけど、2週間以上スタジオから出たことがない。この仕事に対する俺の愛はそれくらい強い。だから情熱と、自分の全てを捧げて、自分の決めたことに責任を持つことだ。他人に委ねるのではなく、自分が最終的な判断をできる立場になる。上手くいったら自分の手柄だし、上手くいかなかったら自分の責任だ。誰かのせいにすることはできない。」
彼のようなプロデューサーを目指す者に向けて、「お金のためではなく、愛のため」に情熱を注ぐべきであるというアドバイスを送ったDr. Dre。彼の音楽に対する想いについて、Beats Electronicsの共同設立者としても知られるJimmy Iovineは「自分のインスピレーションを追いかけるアーティストとヒットをするために音楽を作っているアーティストがいる。でも彼はインスピレーションを追求することしかしないんだ。もしそれにヒットがついてくれば、なおさら良い。」とも語っていた。