人種差別的なシステムによる不当な逮捕や暴力に対する抗議活動が連日行われている。そんなシステムについて、今飛ぶ鳥を落とす勢いでトップラッパーに上り詰めているFreddie GibbsがBillboardにて意見をかたった。彼自身も身に覚えがない罪で逮捕された経験があるようだ。
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「変化を起こすためには、政治的なレベルでコントロールする必要がある。黒人の市長、政治家、裁判官、そのようなポジションに就く黒人がもっと必要ということだ。そのために、人々は投票に行く必要があるし、政治的に変化を起こすために、自分にできることをやらないといけない。音楽業界の変化に関しては、ここにいることが出来て、俺は恵まれているよ。俺が何をしているか知りたいと思ってくれるならありがたい。でも知りたいと思わない気持ちも理解できるよ。アメリカには政治があり、音楽業界にも政治がある。」
Freddie Gibbsは続けて以下のように語っている。
「正直言うと、俺の世代で状況が変化するかどうかはわからない。俺らを見て育った子供たちにとって、状況がより良くなっていることを願うよ。希望がないと言いたいわけではなくて、変化を起こすのは難しいということなんだ。俺はもう30代だ。人生は短いし、俺たちはこの人種差別的な体制の下で600年も生きている。一晩で変化が起きるとは思っていない。もう100年、もしかしたらもう200年かかるかもしれない。」