9月7日、若くしてこの世を去ったMac Miller(マック・ミラー)。彼が亡くなってから多くのアーティストがエピソードを公開しており、彼がいかに愛されていたかがわかる。マック・ミラーのツアーDJが、彼の仕事論について語ったのが記憶に新しいが、この度マック・ミラーが18歳のときの映像が公開された。
こちらはウェブサイトMasked Gorillaのインタビューであるが、なんとマック・ミラーの初インタビューらしく、彼の初々しい話しとフリースタイルを見ることができる。
このインタビューを2010年にしたMasked GorrilaのRoger Gengoはこのように説明文で語っている。
Roger:これは2010年に撮ったマック・ミラーのフリースタイルだ。彼はまだ高校生で、私もそうだった。彼がまだK.I.D.S.をリリースする前だったし、まだタトゥーを入れる前だった。彼の人生初のインタビューだったし、私にとっても人生初のインタビューだった。彼は数日間ニューヨークに来ていて、帰る前に空港の近くのホテルに会いに行ったんだ。マネージャーのQuintenに部屋に上がってこいと言われたのを忘れて、ロビーで待っていたぐらい、私は緊張していた。彼らの旅費は業界の誰かが払ったらしいけど、マック・ミラーの親はそれを知らなかったため、親からも旅費をもらったことにマック・ミラーはテンションが上がっていた。私達は全員子供だった。自分たちの仕事を理解したふりをしている子供だった。
マックはかなりエネルギッシュで、このインタビューの撮影は自分の人生で最も素晴らしいことだった。その後、みんなで私の母の車に乗ってご飯を食べに行って、他の遊びもした。その夏、彼はK.I.D.S.をリリースして、彼の人生が変わった。彼とは何年もずっと連絡を取り合っていて、数年後にもインタビューした。キャリアの初期から一緒にいるアーティストには、説明し難い距離の近さがある。私は、彼と離れたところで、彼のキャリアと一緒に成長したんだ。彼の成功はインスピレーションを与えてくれた。自分も成長できると教えてくれた。
このように、非常に心に残る文章を説明文に綴ったRoger。映像を見ると、何度もタイトルコールで噛むマック・ミラーがいかにこのインタビューを楽しんでいたかがわかる。