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Ice-TやMissy Elliottがデヴィッド・ボウイを賞賛。1983年に彼が語ったメディアによる黒人アーティスト冷遇。

 

 

2020年は警官による不当な暴力行為や殺人事件などの話題が今まで以上に公で取り扱われたことにより、人種差別的なシステムに対するムーブメントが強まった一年だった。そんな中で、年が明けて2021年になった今、故David Bowie(デヴィッド・ボウイ)の1983年のインタビューが再び話題になっている。

 

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ツイッターに投稿されたこちらの動画はMark Goodman氏によるMTVのインタビュー。デヴィッド・ボウイは彼に「ごくわずかな黒人のアーティストたちしかMTVにフィーチャーされていないことに驚いた。何故だ?」と質問をしている。

 

Mark Goodman氏は「それに関しては良い方向に進もうとしていると思う。我々は、MTV的に流したいと思えるような曲を作っているアーティストの曲を流したいんだ。会社的には特定の視聴者に向けた放送を考えているんだと思う。」と答えており、彼が語った内容に対しデヴィッド・ボウイは以下のように話している。

 

「それは明白だろう。ごくわずかな黒人のアーティストたちが、朝の2時30分から6時頃までしか放映されていないというのが事実だ。ごくわずかに、日中にフィーチャーされることがある。ここ数週間だけで言えば変化が見られていると言えるけどね。スロープロセスだ。」

 

こちらのデヴィッド・ボウイの発言についてMark Goodman氏は「たとえば我々はニューヨークやロサンゼルスの視聴者だけに向けて放送しているのではなく、他にも中西部の人たちはPrince(プリンス)を始めとする黒人のアーティストたちを見れば、死ぬほど怖がってしまうだろう。」という驚くべき発言をしている。

 

デヴィッド・ボウイは皮肉で「興味深いね。」と答えており、Mark Goodman氏は自身はIsley Brothers(アイズレー・ブラザーズ)のファンであるとした上で、「アイズレー・ブラザーズを放送するべきか?僕たちにとってはいいかもしれないけど、17歳の子供たち的にはどうなの?」と続けた。

 

ツイッターに投稿された動画では、最後にデヴィッド・ボウイは以下のように語っている。

 

「それなら、マーヴィン・ゲイやアイズレー・ブラザーズが黒人の17歳にとってどのような存在なのか教えてあげよう。彼も間違いなくアメリカの一部だ。」

 

こちらの動画は現時点で5万回以上リツイートされており、Ice-TやMissy Elliottなどのアーティストもこちらのツイートを引用しデヴィッド・ボウイのメディアに対する発言を称賛している。

 

 

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